川人-kawabito-

開発や環境汚染により、日々消えてゆく「淡水魚達」と自由気ままに・・・

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遺伝子汚染

今日は、久々に丸一日の休日となりました。
今日の目的は、前回行った「楽園」へ生息魚種の全種確認と、
メダカの群れの中に一匹だけ明らかに白銀色の個体が泳いで
いたので、タモ網で掬って確認したかったのですが、
最近の雨の影響で現場の水位が釣りをできない位高くなっていたので
あえなく違うポイントへ。ここの場所は、水路なのですが、直ぐ下には
大河川に繋がる水門があり、更にその河川は有明海へと繋がっています。
ここの水路ともおおよそ、10年ぶりの再会です。その頃は、カゼトゲや、
スジシマ、アブラボテがメインの場所でした。今日はどうなる事やら・・・。
早速、水面を覗いて見ます。やっぱりいますねぇ、バラタナゴが綺麗な色を
出してオス同士で争いながらグルグル回っています。スジシマの姿も見られます。
早速、胸を躍らせながら釣りを開始しますが、バラタナゴのメスばかりがHITしまくり、
画的にさみしくなる予感がしていたのですが、河口近くならではのお客さんが・・。
シモフリシマハゼだと思います。近縁にアカオビシマハゼがいますが、
ここは純、淡水域なのでおそらく前者だと思います。〈多分ね〉

DSCF0955.jpg

結構、綺麗ですよね。

simohuri2.jpg

ヤリタナゴオス〈色が全然・・・〉

yari.jpg

色なし君達の集合!

syuugou.jpg

さて、ここからが問題の「遺伝子汚染」です。まずは、3個体の釣り上げた直後の
バラタナゴオスの写真です。

bara3.jpg

うん、何か怪しい個体が右端に・・・。

barayoko.jpg

更にこの個体だけ・・。

haib.jpg

やっぱり怪しいので、家に持ち帰り再度撮影をする事にしました。
そして、その疑いはまぎれもなく事実へと・・・。

ガ~ン!ハイブリッドですよ、釣り上げた時点では、見た目、
他の2個体より若干、体高比がおかしいと思ったんですが、
しれ~っと確実に侵入してきてますよコノヤロウ。
しかも、コイツは、体高比も中途半端で、純系のタイリクバラタナゴよりも
やや低く感じ、今まで見てきたハイブリッドよりも若干高い。
この個体より体高があって白線が全く出ないものもいれば、
在来のニッポンバラタナゴ並みに体高が低く、腹鰭の一部に白線が
出る個体も見られます。そして、この個体もこう言うふうに、腹鰭の片方に
白線が入っているのがはっきりと分かりますよね。〈正面から見て右側だけ〉


hakusenn.jpg

DSCF0980.jpg


ここの水路も全滅と考えていいでしょう。下の方には高さ、5m位の水門があるので、
下からの浸入は考えにくいと思います。と言う事は・・・、上の方では既に・・・。
ご覧の通り、こうやってたとえ交雑集団でも、この個体の様に分かりやすい個体
もいれば、見た目では全くわかりにくい個体もいるのです。
危うし!ニッポンバラタナゴ・・
何だかちょっと寂しい一日でした。本日はこれにて・・・。


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